倶楽部まさやんは、第1回から第4回まで4人グループでの実行委員会主催を含めて、平成27年11月22日までに、全20回にわたり、カレー&スパイス伝道師渡辺玲さんを講師に迎えてインド料理教室を主催した。
後にその第1回に位置づけられる当イベントは、講師渡辺玲さんの“関西初宴”となる伝説のインド料理教室となったのでした。
【日時・場所】
期日:平成21年11月22日
開場:午前10時00分
開始:午前10時30分
会場:神戸市生涯学習支援センター【コミスタこうべ】
【経緯】
2009年8月8日の夜、倶楽部まさやんは、東京にいました。
何故なら、南インド料理店「ダクシン(馬喰町)」にて、当時、阿佐ヶ谷で開催されていた渡辺玲さん主宰の月例インド料理教室生徒常連組有志が幹事をして集った、渡辺玲さんを囲んでのお食事会に参加していたからでした。
この夜は、初めて見たゴビ・マンチュリアンとか、ひとりでは運べないくらい巨大なドーサとかの、インド料理の懐の深さやお料理自体の美味しさ、スケールの大きさに、度肝を抜かされながら、皆さんと、インドという場所とか、インドの食文化とか、他にも、関西のイントネーションを極力消して(笑)他愛もない会話を楽しんだのでした。
そんな時、渡辺玲さんから、“今度、11月に京都に行く機会があるけれど、関西で料理教室を開催した事がないので、企画してもらったら面白いね?”的な、お題を頂戴したのが、事の発端です。
“ひとりだと大変だから”との助言も頂いていたことから、この度は、単独ではなく、インドやインド料理にホットな面々を組閣してイベントの企画に取り組む事にしました。
秘密裏にお声をかけたのが、グルハギ主宰Haggieさん、マネージャーのしょう君さん、インド料理文化に造詣が深いお知り合いのramiyaさん。相談を持ちかけたと言うか、彼らを巻き込んだカタチでしたが。
会場の手配、渡辺玲さんとのスケジュールの調整、講習メニューの設定、予算、フレッシュ・チキンなど食材調達のお店選び、参加者の募集や参加費の徴求、食材の予約配達の交渉、レシピそのほか渡辺さんとのさらに細かい段取りの調整、前日の最終打合せを経て、当日を迎えたのでした。
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【イベント当日の朝】
JR三ノ宮駅集合係、渡辺玲さんとの待ち合わせ係、開鍵と配達物受け取り係にて、実行委員それぞれの朝がスタートしました。
予め想定していたタイムスケジュール通り順調に進む一方で、当日のキャンセル電話が立て続けに2人かかったときは、どうしようかと思いました。
また、会場の調理器具が、予想できにくい場所に収納されていて困ったり、色々と大変でした。
時間との勝負もあり、もたもたする訳にも行かないと言うのは、実行委員4人の共通意識で、渡辺玲さんからの助言と、実行委員それぞれの連携で、辛うじて、講習スタートに漕ぎ着けたのでした。
【講習】
講習は、講師である渡辺玲さんの進行で、食材の切り分け段取りから各メニューの完成まで、美味しく出来るコツや食材の取り扱い方の注意などを細かく丁寧に伝授いただきました。
参加者の皆さんは、とても積極的かつ協力的に行動していただきました。
渡辺玲さんのブログにて「とにかく、会場内は終始熱気でムンムン。本格的なインド料理やエスニックなアジアの食文化に対する、関西の人たちの熱い気持ちがヒシヒシと伝わってきました。」と感想コメントを書いていただいております。『カレー&スパイス伝道師☆ブログ2』の「神戸で料理講習(こちらをクリック)」2009年11月30日付ブログ記事にて、参照できます。
レッスンが実施されたインド料理メニューは下記。
①「南インドのチキンカレー」
②「サトイモの南インド式香味炒め」
③「レモンラッサム」
④「トマトライス」
~ほかにチャーイ~
*「トマトとオニオン入りパチャリ」追加、即興レッスン
あと、おまけの揚げパパド
調理台6台に分かれて各班各様に美味しいランチプレートが完成したのではないかと思います。
ただまぁ、主催者としては、予定よりかなり時間を押してしまったのが、今回の反省点です。
「南インドのチキンカレー」は、渡辺玲著:『カレー大全カレー伝道師の160話』(講談社)にて、再現可能です。
質疑応答にて、「レモンラッサム」が辛いってのが、よく理解できなかったのですけれど、カイエンペッパーは使わないし、基本的に辛いスープカレーではなくて、おそらく、青唐辛子を噛んだのですね。完成後に、青唐辛子を引き揚げておけば、激辛リスクは軽減されたかと思います。
【最後に】
このイベントにご参加いただいた皆様、渡辺玲様、実行委員そのほかこのイベントに携っていただいた関係各位には、深く感謝の意を表しますとともに、心より厚く御礼申し上げます。
特に、実行委員各メンバーには、このイベントは、倶楽部まさやん単独では決して成立し得なかったと思うので、色々と助けになりました。有難うございました。
それにしても、同年の9月まで、月例で行なわれていた阿佐ヶ谷のインド料理教室では、渡辺玲さんが一人で準備から実施までをなさっていたのかと思うと、敬服するばかりです。
なお、本日の講習メニューが、各ご家庭で再現されて、南インドカレーのファンが一層の広がりを展開したならば、これ幸いに存じます。
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本記事は、2009年11月22日以前の倶楽部まさやん日記を復刻編集加筆し、リニューアルしています。
料理教室の写真につき撮影:宇井俊博